花粉の飛ぶ日は海風へ

海からの風には花粉がないであろうと安易に考え、千葉の海を目指しました。到着までの道のりはバンダナマスク必須です。
午後から都内を出発してまずは一之宮海岸近くの玉前神社を目指します。

上総一之宮 玉前神社 レイラインの東の端と言われているので行ってみたかった場所です。

意外とコンパクトな境内に鳥居が3つ続きます。
朱塗りの鳥居の次は石の鳥居どちらも明神型、そして拝殿の前に両部鳥居。成り立ちや継承の背景が複雑そうです。

そして印象的なのが真っ黒な拝殿と本殿。
黒塗りの社殿は同じく千葉の香取神宮を思い起こさせます。

珍しい祈願がはだし参り。
きっとお百度参りとかその昔は裸足で行ったこともあって、その辺りの習わしが残ったものなのだと思います。平日で祈願する人も少なかったのでやってみました。

これがなかなか痛い><
健康石踏みのように白石が素足のツボに入り込みます。大人はかがみ腰でヨチヨチ歩きに対して、子供は走り回ってました。この季節は痛さに冷たさも追加されます。3周回って靴下を履くと足がポカポカしてきた感じがしました。気のせい?

神社を後にして海へ。10分ほどで釣ヶ崎の鳥居に到着。
海風はいいですね、花粉も飛ばない。サーファーが結構出ていました。サップも同じように波に乗っていました。波間を眺める時間は癒されます。

すぐ南側の海岸では松の苗が結構な区画で育てられていて、海を眺めてクリーンになった私の目にはなかなかの感動でした。今写真見たらただの松林育成にしか見えないけどw

 

そして最終目的地の太東灯台
結構高台にあるんですね。なかなかの絶景でした。展望台に亀裂があり立ち入り禁止区域があって、そういえば前に犬吠埼の展望台にもそんな注意書きがあったっけと思い出しました。千葉外房沖では最近よく地震が発生しているのでその影響?とか思ったり。
展望台が開けていて、肝心の灯台はどこよ?と思って振り返ったらポツンとおまけのように建ってました。現役なのに存在感小さいぞー



鳥居がいっぱい穴守稲荷神社

航空史に残るほどの飛行機事故があった羽田に気晴らし散歩してきました。

と言っても事故を気にかけての事ではなく、水場の神社には水神様がいるだろうと思い、今年の辰年、引いては竜神様にお参りしに羽田の大鳥居を目指したのでした。

周囲の道路整備が進んでいて、鳥居元にはバイクは入れなくなっていましたから写真ぱっと撮って急いで出発です。
この羽田空港の大鳥居は元はB滑走路付近にあった穴守稲荷神社の一の鳥居らしいので、その主である穴守稲荷にバイクを走らせます。周辺の地名が穴守だらけなので歴史の古い場所なんでしょうね。
ちょっと離れた移設先に到着。駐車場完備です。

もう正月や成人祝いの賑わいは収まり静かな境内です。
この穴守稲荷の特徴は大小多くの鳥居と小さな岩山、そして洞窟の祠でしょうか。

拝殿の東の摂社末社周辺に鳥居が並んでいます。

なかなか絵になります。ここの鳥居は手軽に奉納できるミニ鳥居があったりします。これがなかなか可愛らしい。小動物の山道の様。

奥の岩山を登って降りると、狐に囲まれた祠があり、何やら砂を持って帰るとご利益があるとか。

明治に移設されたので、岩山やこの洞窟は後付けで作られたものなのですが、かしこまらずに楽しんで神事に触れられるのは地域神社の良いところです。

以前にここに立ち寄った時には圧倒されるほど多くのミニ鳥居が奉納されていてたので時折お焚き上げか何かの行事で昇華させているのでしょう。
目的にしていた龍神様は祀られていませんでした。それはまた次への持ち越しとしておきます。



色付き始めの南房総真ん中あたり

11月の夏日です。関東はまだ色付く手前でしょうか。南房総の内地を覗いてきました。

度々始点にしているうまくたの里でまずは腹ごしらえ。ここにも巨大オブジェがあります。千葉県名産ピーナツ!
小ぶりの道の駅ですが品数が充実していて、土産菓子の試食をやってました。平日だったのにめずらしい。

周囲は遠方まで視界が広がる広〜い田園地帯で気持ちい。

南に行くと山並みが増えてきて土砂の採掘場が結構多いです。良質なんでしょうかね。計画的に形取られた採掘現場はオブジェの様です。


採掘場ってストリートビューの過去画像で見ると削られた順番が見れて面白い。

 

鹿野山九十九谷を目指します。
森の中から急に上昇する感じの道路で私のバイクは息切れ状態でしたw  
なんと、途中で道端にに遭遇!猿のイメージなかったからびっくりです。熊や猪の出没ニュースも多いので身構えてしまいます。

鹿野山九十九谷は低山ながら雲海が見れる場所として早朝の見物客が多いらしい。その昼間の景色がこちら

あ〜、、、まったく色付いていない・・・・確かに絶景ですが・・・南側は常緑樹だけなのだろうか。真夏の風景そのものかも。
公園の柵の内側にブロックが直線に並んでいるのですが、これはお立ち台?雲海を2列で見れる様にの配慮なのか、砂留めなのか。実際ここに立って写真撮りました。


秋の気配が見れなかったので三島ダムへ。
到着して更なる運のなさを感じる・・・工事中でした。

外周に手彫り隧道があるので行ってみます。梅ノ木台隧道です。
歩いて行きましたが車も入れます。真っ暗でスマホのピントが合わない。


真っ暗な中腹に側道が掘られています。


ここをくぐるとダム湖に出て小さな祠が祀ってあるのですが、なぜか見当たらない。2枚ほど撮ったと思ったのですが。まぁ良くある事としておきましょう(怖)。

三島ダムの南西にある三島神社にも立ち寄ります。
人影のない神社なのですが鳥居も大きく境内の木々も巨木で拝殿も高い位置にあってなんだかパワーを感じます。その参道の正面に大木があるのも面白い。

 

上から見ると参道を大木が挟んでいるのがよくわかります。あの間にご利益ありそうなw


さてここから道の駅ふれあいパーク・きみつへ行こうとグーグルMapに尋ねると奥米隧道のコースを教えてくれました。なかなかいいコース?



橋やトンネルを通過するたびに気温が下がる気がする。。。

途中から舗装林道(香木原線)のようで舗装路の上に土が乗るし苔はあるし小さな落石も一杯。昼間に通ったので問題なかったけど陽が落ちたら避けた方が良さげです。

ほどなくふれあいパークに到着。来てみたかったのは片倉ダム記念館併設の猟師工房

ジビエ料理はもちろんのこと、狩猟で仕留めた猪や鹿の剥製や骨格オブジェなどが販売されています。ワイルドだろ〜?


この時点で4時頃ですでに夕日です。ようやく色付いた景色に遭遇。片倉ダムの笹川湖です。湖畔はもう秋色が始まっていました。周辺のダム湖や渓谷もきっと秋色の始まりでしょうかね。

 

おまけ

朝日の山陰に田園の雲海が・・・・!
んなわけはなく、沈む夕日にワラ焼きの煙です。無風だと煙の広がりも神がかりです。



東京ジャーミイ トルコ文化センター

建築を学んだ人なら一度は訪れたい建物。と言うと大袈裟かもしれませんが、日本人には縁遠いイスラム建築のモスクです。イスラム教の礼拝堂を一般的にモスクと呼びます。中でも大きく受け入れる(金曜礼拝など集団で礼拝が行なえる)礼拝堂をジャーミイというらしいです。日本最大のジャーミイは東京の代々木上原にあります。

東京ジャーミィ

あまり大きくない敷地に大空間を内包させています。建物上方のドームがそのまま内空間のドームになっています。
信者だけでなく見学者も自由に出入りでき撮影も可能です(撮影に関するモラル説明を読んでおきましょう)。

トルコのブルーモスクに似させているのか、そもそもモスク自体の様式なのか、美しい。
刻まれた文字(アラビア書道)も神秘的です。おそらく神の言葉なのでしょうが至る所に書かれていて装飾の一部と化しています。日本の書と共通するかもしれない。

内部の文様も独特の色使いでいい。

イスラム教では偶像崇拝を遠ざけていますので、壁面はアラベスクやアーチ模様、アラビア書道で装飾される様になるようです。これが仏教やキリスト教のお堂と大きく異なるんじゃないでしょうかね。中に入ると注目どころが無いのでどこが正面かわからない感じです。
偶像(仏像や絵画)が無いので祈りを捧げるのは遙かメッカ(聖地)の方角に向かって祈ります。

いやー、美しい。この白の余白が素敵すぎる。日本にも真っ白な漆喰の文化がありますが、神社仏閣が白基調であってもこの美しさは感じられない。朱塗りを見て日本の美を感じるキリスト文化圏の人々の感覚ってこれなのかなぁ。

仏教やキリスト教と同じく平和で和やかでありながら厳かな空気が流れています。談話室にはミニ図書館もあり自由に閲覧できます。異国の文化を楽しむにはいい入り口です。


おまけ
トルコ文化センターということで、礼拝堂の他にトルコ食品店が入っています。お値段もお手頃で、生活食材は大手デパートの食品売り場よりお安いです!

結構歩きます。江ノ島

平日の4時過ぎだというのに賑わっています。江ノ島です。

おおよそ30年ぶりです。整備が進みましたがそんなに変わってなかったです。
エスカー使わずに巡ってみました。結構登りました、降りました、歩きました。

 

 

参道を進むと大まかに地上の御社として4つ祀られています。
江島神社として辺津宮(へつのみや)・中津宮(なかつのみや)・奥津宮(おくつのみや)、そして島の守神の龍宮。

さらにその先にあるのが洞窟の中の祈祷場、岩屋エリアとなります。
30年でこの岩屋エリアが随分整備された感じでしょうか。

スルーされがちですが江ノ島には寺院もあって誰でも立ち寄れます。江の島大師です。

寺院は建物的にもかっこいい。奥に立つ塔は江の島シーキャンドル
途中途中で眺めのいい場所があり観光してるなぁって気分にさせてくれます。

インバウンドでオーバーツーリズムとか叫ばれてますが江ノ島も半分は海外観光客っぽかったです。

そして帰り際の景勝はやっぱこれかなぁ。海越しの富士山が見れるところは案外少ないので。

 

帰ってからの筋肉痛。明日はもっとくるんだろうなぁ。。。

 

おまけ

ツーリングで食べずにはいられないバイカーにお勧めソフト。
甘味が少なくすっきりとした珈琲味。大人向けソフトクリームでした。


おまけ2

江ノ島ヨットハーバーの管理事務所。波をモチーフにした素敵な建物。
奥に1964年と2021年オリンピック記念碑が並んでます。

 



埼玉県行田市の田んぼアートと古代巡り

日曜日に出かけると渋滞と人混みに遭遇するので避けていますが、間も無く刈り取られるらしいので行ってまいりました。田んぼアートを見に。
至るまでの稲穂の道が気持ちいい〜♪ ワラ焼きの匂いもいい〜♪

目指す田んぼアートは、映画「翔んで埼玉」とコラボしてそこそこ観光地になっている古代蓮の里の隣接田園にあります。

展望タワーから見るとこんな感じ。

大きい。絵の外周の稲は昨日に刈り取られております。
畦道から見ると、この近さでは絵は想像できませんがしっかり区分けされています。そして稲が綺麗。

ここ古代蓮の里は文字通り古代の蓮が栽培されているのと同時に蓮に関する博物館が併設されています。入場料の400円は展望台だけなら高いと思いましたが、なかなか良い展示です。蓮って知ってる様で知らない植物、結構勉強になりました。

敷地内にあるうどん店でレンコンうどんが食べられます。たぶん古代蓮のレンコンじゃなく現代食用のレンコンだと思いますけど。
ゼリーフライ(埼玉県行田市の郷土料理)もありました。ん〜まぁソースコロッケでした。ころも控えめのソースコロッケって感じ?

 

 

このすぐ近くにさきたま古墳群があります。規模の大きな古墳が並んでいます。でもこの近辺に古代の集落がまだ見つかっておらず、今のところ墓だけの地域らしいのです。さしずめ王家の墓の様。

 

そしてそして少し離れた場所、住宅地にポツンと保護されている八幡山古墳石室
これ、本来なら古墳群よりも注目スポットにすべき文化財だと思います。周辺環境が住宅や工場の区画整理が完了しているので普通の宅地公園のようになっちゃってます。管理者もいないので部分的なレプリカかもしれませんが、そうであっても凄い遺跡だと思います。

 

古代巡りは人気がないのか休日でも人混みも渋滞もなくスイスイでした。たぶんそうだろうとは思ってましたがw
おかげでのんびりと羽を伸ばせる古代巡りでした。

 

下妻の砂沼

かつて下妻物語というロリータ&ヤンキーのコメディ映画がありまして、内容はほぼ覚えていないながら下妻という地名が頭に残っていて、Google マップ上でその地を発見!目的地に設定させていただきました。

目指すは「砂沼」という沼?池?でございます。

まずはルート上にある道の駅常総で腹ごしらえ。

新しくできた道の駅で平日でも結構な混み様でした(2時頃)。
2Fレストランでマグロの漬け丼を頂き、デザートにメロンソフトをゲットしようと1Fに降りると長蛇の列、で、断念。この道の駅はメロンと焼き芋押しのようです。

最近の道の駅って、メインの産物を巨大オブジェにしてるところが多い気がする。まぁわかりやすいですけど。

ここから北に目をやるとだだっ広い関東平野の田園の中にポツンとお城が見えます。

平地にお城ってあまり無いからコンクリートのなんちゃって城でしょうけど、まーご立派なお城です!

その名を豊田城。中身は常総市地域交流センター。
お城とバイクの比較ができるところなんてまず無いだろうけどでっかーい!

駐車場がガラガラなのはこの日が休館日なのです。
本来の豊田城はこの東の小貝川沿に跡地があり、たぶん城形状もこんなではなく低い建物だったとかどっかでチラ見しました。


さて砂沼に到着。砂沼の南にある道の駅ならぬさんぽの駅サン・SUNさぬま
道の駅常総で食べ損ねたソフトをこちらで頂きました。最近はどこで食べても美味しい♪

そしてこのテラス側に砂沼がドーン!結構広い!

 

なんと茨城百景らしい。

この池の周囲がサイクリング&ウオーキングロードとして整備されていて市のチャリを無料で借りられます。赤いチャリ(しもんチャリ)で半周してきました。

西側に廃墟発見。大規模プールです。砂沼サンビーチとある。

ぐぐる平成31年に廃止し、後の活用がアウトドア施設として生まれ変わるらしい。
企画書には水上アクティビティとかも書かれているけどどうなることやら。

ちょっと期待しておこうかな。