千葉のビリケンさん(利根運河)

最近のマイブームお散歩処の千葉北。今日は利根運河です。東京周辺は湿地や埋立地で運河なんて珍しくもありませんが、この利根運河は河川を広げたわけではなくまったくの人工で掘り上げた運河だそう。しかも国や自治体の事業じゃなく民間会社が作り上げた大型船も走れる全長8.4kmの運河だそうです。

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自然に出来た侵食河川の様に思えますが人が掘ったそうです、ほぼ人力(重機が普及していない時代)で8.4kmも。オランダ式運河で、よく目にする日本の運河の様な水際の堤防や石積み杭による水路ではなく、傾斜土手を固めて掘り下げた感じ。広く深い。1888年着工で12年で開通、約50年船舶が往来したそうです。土手上をバイクや自転車で走れます。

 

そしてなぜかその運河跡公園(運河水辺公園)にビリケンさん! 関西の人なら誰もが知っているあの幸運の女神ビリケンさんです。え?千葉に?とびっくりしましたが、調べてみるとビリケンさんはアメリカ発祥で世界各地に祀られ、日本でも大阪以外にもいくつかあるそうです。

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もともと石像のビリケンさんがここ(1枚目の写真矢印辺り)にあって色々あって破損したそうで修復のおり、お留守番役として大阪は通天閣ビリケンさんから金色のビリケンさんが貸し出されたそうです。今祀られているのはその金色ビリケンさん。マスクもしてる。

すでに修復された石像のビリケンさんは博物館に展示され、2代目ビリケンさんは銀色で製作されました。が、コロナ騒動でまだ入れ替わられず、いずれお目見えする予定らしいです。つまり大阪から来たこの金色ビリケンさんは期間限定です。関西の方、故郷に帰れないなら今がチャンスです!

 

利根運河に向かう前に、流山の赤城神社に寄ってきました。利根運河から南に20分ほど。人知れずひっそりと佇んでいますが流山の地名の云われの神社です。群馬の赤城山の一部が流れ着いた山ということから流山の地名が付いたという伝説です。ここの大しめ縄をちょっと覗きに行ってきたのです。

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確かに大きいけれど・・・形がいびつ。。。これが正解なのか今年がうまくなかったのか。。。

ただ、この赤城神社の山際に見事なモミジがあり(↓緑全部モミジ)これが紅葉する頃にまた来ようかなと。

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