色付き始めの南房総真ん中あたり

11月の夏日です。関東はまだ色付く手前でしょうか。南房総の内地を覗いてきました。

度々始点にしているうまくたの里でまずは腹ごしらえ。ここにも巨大オブジェがあります。千葉県名産ピーナツ!
小ぶりの道の駅ですが品数が充実していて、土産菓子の試食をやってました。平日だったのにめずらしい。

周囲は遠方まで視界が広がる広〜い田園地帯で気持ちい。

南に行くと山並みが増えてきて土砂の採掘場が結構多いです。良質なんでしょうかね。計画的に形取られた採掘現場はオブジェの様です。


採掘場ってストリートビューの過去画像で見ると削られた順番が見れて面白い。

 

鹿野山九十九谷を目指します。
森の中から急に上昇する感じの道路で私のバイクは息切れ状態でしたw  
なんと、途中で道端にに遭遇!猿のイメージなかったからびっくりです。熊や猪の出没ニュースも多いので身構えてしまいます。

鹿野山九十九谷は低山ながら雲海が見れる場所として早朝の見物客が多いらしい。その昼間の景色がこちら

あ〜、、、まったく色付いていない・・・・確かに絶景ですが・・・南側は常緑樹だけなのだろうか。真夏の風景そのものかも。
公園の柵の内側にブロックが直線に並んでいるのですが、これはお立ち台?雲海を2列で見れる様にの配慮なのか、砂留めなのか。実際ここに立って写真撮りました。


秋の気配が見れなかったので三島ダムへ。
到着して更なる運のなさを感じる・・・工事中でした。

外周に手彫り隧道があるので行ってみます。梅ノ木台隧道です。
歩いて行きましたが車も入れます。真っ暗でスマホのピントが合わない。


真っ暗な中腹に側道が掘られています。


ここをくぐるとダム湖に出て小さな祠が祀ってあるのですが、なぜか見当たらない。2枚ほど撮ったと思ったのですが。まぁ良くある事としておきましょう(怖)。

三島ダムの南西にある三島神社にも立ち寄ります。
人影のない神社なのですが鳥居も大きく境内の木々も巨木で拝殿も高い位置にあってなんだかパワーを感じます。その参道の正面に大木があるのも面白い。

 

上から見ると参道を大木が挟んでいるのがよくわかります。あの間にご利益ありそうなw


さてここから道の駅ふれあいパーク・きみつへ行こうとグーグルMapに尋ねると奥米隧道のコースを教えてくれました。なかなかいいコース?



橋やトンネルを通過するたびに気温が下がる気がする。。。

途中から舗装林道(香木原線)のようで舗装路の上に土が乗るし苔はあるし小さな落石も一杯。昼間に通ったので問題なかったけど陽が落ちたら避けた方が良さげです。

ほどなくふれあいパークに到着。来てみたかったのは片倉ダム記念館併設の猟師工房

ジビエ料理はもちろんのこと、狩猟で仕留めた猪や鹿の剥製や骨格オブジェなどが販売されています。ワイルドだろ〜?


この時点で4時頃ですでに夕日です。ようやく色付いた景色に遭遇。片倉ダムの笹川湖です。湖畔はもう秋色が始まっていました。周辺のダム湖や渓谷もきっと秋色の始まりでしょうかね。

 

おまけ

朝日の山陰に田園の雲海が・・・・!
んなわけはなく、沈む夕日にワラ焼きの煙です。無風だと煙の広がりも神がかりです。



東京ジャーミイ トルコ文化センター

建築を学んだ人なら一度は訪れたい建物。と言うと大袈裟かもしれませんが、日本人には縁遠いイスラム建築のモスクです。イスラム教の礼拝堂を一般的にモスクと呼びます。中でも大きく受け入れる(金曜礼拝など集団で礼拝が行なえる)礼拝堂をジャーミイというらしいです。日本最大のジャーミイは東京の代々木上原にあります。

東京ジャーミィ

あまり大きくない敷地に大空間を内包させています。建物上方のドームがそのまま内空間のドームになっています。
信者だけでなく見学者も自由に出入りでき撮影も可能です(撮影に関するモラル説明を読んでおきましょう)。

トルコのブルーモスクに似させているのか、そもそもモスク自体の様式なのか、美しい。
刻まれた文字(アラビア書道)も神秘的です。おそらく神の言葉なのでしょうが至る所に書かれていて装飾の一部と化しています。日本の書と共通するかもしれない。

内部の文様も独特の色使いでいい。

イスラム教では偶像崇拝を遠ざけていますので、壁面はアラベスクやアーチ模様、アラビア書道で装飾される様になるようです。これが仏教やキリスト教のお堂と大きく異なるんじゃないでしょうかね。中に入ると注目どころが無いのでどこが正面かわからない感じです。
偶像(仏像や絵画)が無いので祈りを捧げるのは遙かメッカ(聖地)の方角に向かって祈ります。

いやー、美しい。この白の余白が素敵すぎる。日本にも真っ白な漆喰の文化がありますが、神社仏閣が白基調であってもこの美しさは感じられない。朱塗りを見て日本の美を感じるキリスト文化圏の人々の感覚ってこれなのかなぁ。

仏教やキリスト教と同じく平和で和やかでありながら厳かな空気が流れています。談話室にはミニ図書館もあり自由に閲覧できます。異国の文化を楽しむにはいい入り口です。


おまけ
トルコ文化センターということで、礼拝堂の他にトルコ食品店が入っています。お値段もお手頃で、生活食材は大手デパートの食品売り場よりお安いです!

結構歩きます。江ノ島

平日の4時過ぎだというのに賑わっています。江ノ島です。

おおよそ30年ぶりです。整備が進みましたがそんなに変わってなかったです。
エスカー使わずに巡ってみました。結構登りました、降りました、歩きました。

 

 

参道を進むと大まかに地上の御社として4つ祀られています。
江島神社として辺津宮(へつのみや)・中津宮(なかつのみや)・奥津宮(おくつのみや)、そして島の守神の龍宮。

さらにその先にあるのが洞窟の中の祈祷場、岩屋エリアとなります。
30年でこの岩屋エリアが随分整備された感じでしょうか。

スルーされがちですが江ノ島には寺院もあって誰でも立ち寄れます。江の島大師です。

寺院は建物的にもかっこいい。奥に立つ塔は江の島シーキャンドル
途中途中で眺めのいい場所があり観光してるなぁって気分にさせてくれます。

インバウンドでオーバーツーリズムとか叫ばれてますが江ノ島も半分は海外観光客っぽかったです。

そして帰り際の景勝はやっぱこれかなぁ。海越しの富士山が見れるところは案外少ないので。

 

帰ってからの筋肉痛。明日はもっとくるんだろうなぁ。。。

 

おまけ

ツーリングで食べずにはいられないバイカーにお勧めソフト。
甘味が少なくすっきりとした珈琲味。大人向けソフトクリームでした。


おまけ2

江ノ島ヨットハーバーの管理事務所。波をモチーフにした素敵な建物。
奥に1964年と2021年オリンピック記念碑が並んでます。

 



埼玉県行田市の田んぼアートと古代巡り

日曜日に出かけると渋滞と人混みに遭遇するので避けていますが、間も無く刈り取られるらしいので行ってまいりました。田んぼアートを見に。
至るまでの稲穂の道が気持ちいい〜♪ ワラ焼きの匂いもいい〜♪

目指す田んぼアートは、映画「翔んで埼玉」とコラボしてそこそこ観光地になっている古代蓮の里の隣接田園にあります。

展望タワーから見るとこんな感じ。

大きい。絵の外周の稲は昨日に刈り取られております。
畦道から見ると、この近さでは絵は想像できませんがしっかり区分けされています。そして稲が綺麗。

ここ古代蓮の里は文字通り古代の蓮が栽培されているのと同時に蓮に関する博物館が併設されています。入場料の400円は展望台だけなら高いと思いましたが、なかなか良い展示です。蓮って知ってる様で知らない植物、結構勉強になりました。

敷地内にあるうどん店でレンコンうどんが食べられます。たぶん古代蓮のレンコンじゃなく現代食用のレンコンだと思いますけど。
ゼリーフライ(埼玉県行田市の郷土料理)もありました。ん〜まぁソースコロッケでした。ころも控えめのソースコロッケって感じ?

 

 

このすぐ近くにさきたま古墳群があります。規模の大きな古墳が並んでいます。でもこの近辺に古代の集落がまだ見つかっておらず、今のところ墓だけの地域らしいのです。さしずめ王家の墓の様。

 

そしてそして少し離れた場所、住宅地にポツンと保護されている八幡山古墳石室
これ、本来なら古墳群よりも注目スポットにすべき文化財だと思います。周辺環境が住宅や工場の区画整理が完了しているので普通の宅地公園のようになっちゃってます。管理者もいないので部分的なレプリカかもしれませんが、そうであっても凄い遺跡だと思います。

 

古代巡りは人気がないのか休日でも人混みも渋滞もなくスイスイでした。たぶんそうだろうとは思ってましたがw
おかげでのんびりと羽を伸ばせる古代巡りでした。

 

下妻の砂沼

かつて下妻物語というロリータ&ヤンキーのコメディ映画がありまして、内容はほぼ覚えていないながら下妻という地名が頭に残っていて、Google マップ上でその地を発見!目的地に設定させていただきました。

目指すは「砂沼」という沼?池?でございます。

まずはルート上にある道の駅常総で腹ごしらえ。

新しくできた道の駅で平日でも結構な混み様でした(2時頃)。
2Fレストランでマグロの漬け丼を頂き、デザートにメロンソフトをゲットしようと1Fに降りると長蛇の列、で、断念。この道の駅はメロンと焼き芋押しのようです。

最近の道の駅って、メインの産物を巨大オブジェにしてるところが多い気がする。まぁわかりやすいですけど。

ここから北に目をやるとだだっ広い関東平野の田園の中にポツンとお城が見えます。

平地にお城ってあまり無いからコンクリートのなんちゃって城でしょうけど、まーご立派なお城です!

その名を豊田城。中身は常総市地域交流センター。
お城とバイクの比較ができるところなんてまず無いだろうけどでっかーい!

駐車場がガラガラなのはこの日が休館日なのです。
本来の豊田城はこの東の小貝川沿に跡地があり、たぶん城形状もこんなではなく低い建物だったとかどっかでチラ見しました。


さて砂沼に到着。砂沼の南にある道の駅ならぬさんぽの駅サン・SUNさぬま
道の駅常総で食べ損ねたソフトをこちらで頂きました。最近はどこで食べても美味しい♪

そしてこのテラス側に砂沼がドーン!結構広い!

 

なんと茨城百景らしい。

この池の周囲がサイクリング&ウオーキングロードとして整備されていて市のチャリを無料で借りられます。赤いチャリ(しもんチャリ)で半周してきました。

西側に廃墟発見。大規模プールです。砂沼サンビーチとある。

ぐぐる平成31年に廃止し、後の活用がアウトドア施設として生まれ変わるらしい。
企画書には水上アクティビティとかも書かれているけどどうなることやら。

ちょっと期待しておこうかな。

昭和の杜ってどこよ?

行ってみたら休みだって。下調べ不足で休日しか空いてないことを現地で知りました。その施設が「昭和の杜」。ゲートは閉まっていますがインパクトあります。

 

 

そして土曜日に出直し。いざ入館!

ここは商業地でもない「え?なにここ?」的な田んぼと小規模工場が並ぶ場所にあります。趣味で集めたであろう昭和の乗り物がガラクタの様に展示されている不思議な場所です。入場料300円。

見ての通り整備が行き届いているわけではありません。珍しいもの懐かしいものが陳列されています。なんでスペースシャトル?とか疑問に思わないでください。こういうものがイベントごとに気をてらって作られそして廃棄されたまさに昭和のカオスがこの風景だとも言えるのですから。

屋内展示もあります。

このチャリのブレーキレバーがなんとも昭和だー。

趣味的要素の強いここ昭和の杜は「プラモデルコーナー」や「石原裕次郎コーナー」「ミニカーコレクション」「昭和のフォギア」など満載です。

男性ウケ要素ばかりかと思っていたら先客のおばさまトリオがあーだこーだの大はしゃぎしておられました。

千葉ローカル電車は中にも入れます。

運転席に座ることもできます。

そーそー、電車の窓って路線を問わず、ほぼこの上げ下げ窓でした。

そして一番懐かしかったのがこちら。父の愛車でした。
もちろん窓はタバコ換気用の三角窓付き!

ルーフキャリア付けてた記憶があります。我が親父にしては案外おしゃれだったのね。

 

場所的にも地味な昭和の杜です。寂れ感に溢れていますがまだなお新しい(古い?)ストックを新たに展示する準備を進めているそうです。
開館日が不定期ですのでご来店時はご確認を。

 

御岳山と武蔵御嶽神社

奥多摩湖の東に位置する御岳(みたけ)山。その山頂にある御嶽(みたけ)神社へ行ってきました。東京の紅葉どころの下見です。

駐車場にバイクを置き、そこからケーブルカーで御岳山駅まで上がります。

ここのケーブルカー、かなり急だなと思ったら関東で最大級(斜度22度)らしく車内は急勾配の階段状態。車体が吊られている感じが伝わってきます。
御岳山自体が狼信仰があるらしく、そのためペットも一緒に乗れる様です。

高尾山の様に超人気スポットではないですが平日でもそこそこ人がいます。
気温は青梅の街中より2〜3℃低いかと。

ケーブルカー御岳山駅を降りてここから1.2km、楽々コースの参道の始まりです。
山の色付きはほんの少しあったものの参道のモミジは青々しています。

1.2kmといえど約25分となっていたので結構な坂なんでしょう。
前半森林の中を舗装路で歩き楽々でしたが、やがて宿泊施設やお土産商店を抜けようやく鳥居が見えてきました。ここまでですでに息は上がっています。

手水舎で手を清め、さあ結界の上へ。
登り切った随身門を左手に曲がると・・・

やっぱりそういうことですよね、と思いながら一段一段登って行きます。

えーえー、わかってますとも・・・・

えーえー、そうでしょうとも・・・・・
と、登り切って右に振り向けば朱色の拝殿が見えた!

最後の石段を息も荒く登って行きます。
正直結構しんどい。普段の運動不足が身に染みます。
まぁ20階分を上がったくらいの疲労度でしょうか。そんな程度と言うなかれ。

本堂のさらに奥には多くの摂社?末社?が並んでいて最も奥に奥の宮を拝める場所を見てようやくこの山岳信仰の懐を把握しました。なるほどー!

そして、落ち着いて見えた景色はなかなかのものでした。

高尾山は人が多くてもう少しライトな信仰山岳がいいという方、いかがですか〜
ビジターセンターよりも親しみやすい登山鉄道の山岳ナビ↓

https://www.mitaketozan.co.jp/mitakenavi_top.html