古都「奈良」

今年は長い休みがあるシルバーウィーク。5連休ともあってGWさながらの移動が見込まれている。
一人身になってから遠出していないので、たまにはと奈良に行ってみました。
目的地は遷都1300年で頑張っている奈良。京都に比べ華が無いように感じますが、その雰囲気がまた古都を感じさせます。

東大寺の参道は大型連休で大にぎわい。鹿もお腹一杯状態で鹿煎餅に群がる事も少ない様子。
南大門は相変わらず大きくまずここで圧倒されてしまいます。塗り直さずに色あせた風情が奈良らしい。
門扉の敷居は踏んではいけないという言われが有りますが南大門の敷居は非常に大きい。海外から来た幼い子供が一生懸命足を広げてまたいでいる姿が印象に残りました。どこでこんな言われを知ったのやら。

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南大門を抜けると中門が見え、その奥に金堂(大仏殿)が見えます。
金堂は現存の大きさでも世界最大級の木造建築ですが、2度焼失する前の建立当初の2/3に縮小されているらしいです。原型の大きさはとてつもなく大きかったんですね。
入り口の上に大窓が有り、ここが開くと大仏殿の外から大仏の顔が拝めます。つまりこの高さの少し上が大仏の高さになるわけなんですが、、、、すると大仏殿はあまりに高い。中から見ると天井は確かに高いですが大仏から程高いわけでは無いので、大仏殿の2階にも巨大な空間があるという事になります。見てみた~い。
内部は観光客の行列ですが外人が非常に多いですね。逆に修学旅行的な団体はほとんどいませんでした。

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大仏殿を後にして二月堂へ向かいます。メイン参道を離れると人もまばらでいい感じ。やっぱり奈良はこの雰囲気がいいです。
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二月堂は京都清水寺を思い出す様なたたずまいで、ここからの景観が素晴らしく奈良市内を一望出来ます。その背後にある若草山に登れば奈良盆地も見渡せそうです。
二月堂から東大寺の裏手に入る小道は土塀が並んでいてまるで金沢の様。道を外れるのもいいものです。

今、奈良で急ピッチで復元工事が行われているのは阿修羅像で有名な興福寺。それと平城宮跡の復元工事。
とりわけ前者は奈良公園の入り口に位置するので大にぎわいです。現存の興福寺は国宝で在りながら金堂が無く、有名なのにこれだけ?って感じの寺でした。今回の復元工事で金堂や回遊回廊、南大門まで作られる予定です。そうそう、阿修羅像等は地方巡業中で現在興福寺では見られませんのでご注意を。

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