赤い落葉樹

ほったらかしにしていたこのブログ。いかんいかんとちょびっと更新。
この季節のお話だから当たり前のように紅葉を取り上げたのだけど、今年はちょっと秋焼けの様子が違うようにに思える。
モミジやカエデよりも桜が綺麗だったりしません?桜の落葉といえば茶褐色で枯葉っぽいイメージが強かったのだけれど今年は鮮やかな褐色に色づき、陽に照らされて黄金色に輝いています。で、いつものモミジはというと真っ赤に色づくものもあるけれど大半は深く赤黒くなってはいませんか?夏が暑かったせいかもしくは秋が短過ぎたせいか、それとも私の行動範囲だけがそうなっていたのかわからないけれど、そう感じます。写真はその中でも真紅に色付くモミジをば・・・・
イメージ 1
























すぐそこの公園なのにこんなに綺麗な紅葉があったなんて知らなかった^^;

ここで色付く木々の話。なぜ冬が近付くと紅葉して葉が舞い散るのか?
枯れてるんだろう?とお思いの方、真相はもっと深いのだそうですよ。
冬になると太陽光が弱まり、葉っぱによる光合成の効率が著しく落ちるためエネルギーを要する葉を散らして冬眠の体制に入ります。これが落葉樹。この時木々は考えた(か、どうかは知らないが^^;)。冬眠する間は土からの栄養分が頼り、頑張ってくれと。その為に落葉樹は葉っぱから供給される栄養分を遮断し光合成で得られた養分を葉に閉じ込めたまま土に落とせば肥やしになると。この時遮断された葉は栄養分が溜まり、葉緑素を多い尽くすその栄養素で黄色や赤に色付くらしいのです。つまり、落葉樹は土を肥やすために葉を落とすらしい。
逆に常緑樹は、冬の弱い光でもなんとか栄養素を生成させるために葉緑素をより増やし深く濃い緑になる。
木々の越冬のシステムはおおまかにこの2つに分かれるようです。
一番利口で美味しいのは落葉樹の中の常緑樹のようですね^^

利が薄いから周りに働いてもらう為に手を尽くす。(落葉樹タイプ)
利が薄いけど更に倍増して頑張って働く。(常緑樹タイプ)
さあ、あなたはどちらのタイプでしょう?