晩夏の等々力渓谷

この夏は長雨だったりコロナでバタバタしてたりで気が付けば、もう秋の気配が漂ってきてます。あぜ道にはもう彼岸花咲いてたし。

涼しくなって、でもまだ落ち葉も少ないので、バイクで走るには最高の風です。街乗りライダーでも遠出したくなる^^

と思いながら行ってきたのは等々力渓谷(ぜんぜん街中やん)。まぁ珍しいスポットではないですが私にとってはお初の場所です。都心の真ん中にこんなに木々の茂った渓谷があるなんて・・・とよく記事になってますが、ぶっちゃけ都心から8〜9km離れております。

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とはいえ散歩するにはなかなかよろしい。川底に石が敷かれていて度々段差もあり常に沢の水音が続きます。今日は空気も涼しげでヒグラシが心地よいサウンドを奏でていました(15時過ぎ)

渓谷道は想像していたよりコンパクトでのんびり歩いても10分余りで歩き終えます。
終着点に等々力不動尊でお参りというのが定番ルートのようです。

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深緑に覆われた中に朱塗りの人工物ってすごく絵になります。
もしくは幼少期から無意識に見慣れたその構図に「美しい」と思い込んでるという説もありますが。どちらであっても心が静かに抑揚します。
茶屋周辺には立派なモミジが茂っていたのでこの秋の紅葉はさぞ綺麗でしょう。
キンモクセイももう香ってました。

 

車やバイクで行くとたぶんスタートが等々力不動尊からになります。等々力不動尊の駐車場がありますから。平日なら余裕で停められます。

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お宮参りや寺院行事も予約制。慣例・習慣の手順がいろいろ変化し始めています。
バイク乗りは神社仏閣に立ち寄る人も多いと思いますが、もうすでに手水舎はどこの社寺も柄杓がなくなり、その所作が受け継がれなくなってしまうかもしれない。ちょっと悲しい。
かつて疫病で苦しんだ時代を何度も乗り越えた時に、やはり失われた慣習や所作があったんでしょうね。と・・・こんなしんみり思いふけるのも、この地の空気感のなせる技かしらw

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たなびく吹き流しがなんか独特でちょっと大陸文化を感じてしまう。
等々力不動尊から渓谷側に降りて橋を渡った先の薄暗い森中に祠があり、幼少期の弘法大師が鎮座されています。近づくのに正直ちょっと勇気いりました。