分離式ストーブ BULIN

調理熱器具って一体型と分離型に大別できます。このブログで過去に紹介した燃料缶直結タイプのシングルストーブ達とは違う、分離式シングルストーブの紹介です。

分離式の利点はいくつかありますが、概ね加熱位置から燃料を遠ざけることができる事でしょうか。ダッジオーブンやセラミックココットなど調理中に反射される輻射熱を気にする事なく長時間調理が可能です。燃料を台下に置いたりとキッチンレイアウトにも幅が広がります。

こちらはBULIN(歩林)BL100-B5。中国製で非常にコンパクト。名だたる分離式ストーブのいいところを真似て小型化したものだと思われます。真似っこと揶揄する人もいますが独自の構造も見られた秀作で、小型軽量の中ではトップクラスだと思います。
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同形状で複合燃料タイプもありますがこちらはガス専用タイプ。着火装置はありません。
W95.H110.D40mmの赤いハードケースの中に、ミニライターとカセットガスアダプターも含めて収まります。中国製にしては華奢な作りで形が美しい。火口の形状がまるでいちごの様です。ヒートパイプ構造なので寒冷時に液出し燃焼も可能ですがパイプ自体が細目の為か安定燃焼ではありません。気化ガス燃焼時では非常に安定しています。

ついでにこちらも・・・・
同じくBULINのBL100-T4-A。こちらもよく見る形状ですが前者と違って中国製らしく無骨で重いです。同様にヒートパイプを持っていてこちらは太い。そのせいか液出し燃焼させても安定しています。五徳が非常に丈夫で大きめのダッジ乗せても問題なさそうです。
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ダルマ缶と比較するとそんなにコンパクトじゃないwそして重い。まあ安定感です。こちらは着火装置付きで写真の様な黒い小袋が付いています。

どちらも弱火から強火まで安定していて、特にB5は超トロ火が可能です。