富岡八幡宮

深川の八幡さまです。
街中にある神社の割にはひっそりとした空気感が流れます。
立派な大鳥居と長くはない参道、祭りごとがある日はきっと賑わっているのでしょう。
手水舎(ちょうずしゃ)に金の鳳凰が向かい会っています。西の鳥居にも岩を割入った手水場があります。こっちが元祖かな?
鳳凰の手水舎から深川不動明王へ抜ける脇道に旧大鳥居であろう石の鳥居が横たわっています。
〜鳥居の不思議〜
日本人なら鳥居が不思議だとは思わないでしょう。ではあの形でなぜ自立出来るのか?考えたことあるでしょうか。今でこそ構造計算や免震計画をして安全に設置されていますが、はるか昔はエクボのある台座に乗っけただけの構築物です。地震や台風の多いこの国で、よくもまぁあんな不安定な形状が至る所に立っているなんて摩訶不思議な事なのです。職人の技術が素晴らしいとか言う人もいますが、鳥居はどんな小さな村にでもあります。技術が行き渡らないであろう奥深い場所にも沢山あります。何度も倒れて立て直して来たのなら、やがて倒れにくい形に変化するはずです。なのに変わっていないと言うことはそんなに度々倒れなかったという事なんだろうなと想像できます。実に不思議なものなのです。
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富岡八幡宮は本殿の奥にいくつかの社殿を持っています。朱塗りの小鳥居が連続で並ぶお稲荷さんや池に囲まれた弁天さんもちょっと楽しげな空間です。そしてなんでここに?と思われる横綱力士の石碑が建っています。紐解けば云われがあるようなのですが周知されていないだけにほほーっと思ってしまいます。でかい一枚岩です。石碑の裏に歴代横綱のしこ名が刻まれています。
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